とりあえず沢山の宝の山から数枚をピックアップ
ふだん日本国内では
京都の祇園祭りで山鉾に懸装品として飾られるものなどでしか
見たことがなかったため
これだけ貴重なものを間近に見れて
初めて見るアンティーク絨毯の山
全部広げて見ようものなら丸1日は、かかるであろう
まさしく宝の山
ほとんどミュージアムクラスの逸品ばかりとあって
興奮しっぱなし
ここはイランでも超有名なアンティーク絨毯専門のディーラー
イランの専門業者たちも一目置くと言う
コレクターと言ったらいいのかアンティーク商と言っていいのか
”とにかくすごい” の一言!
これは今回購入した中の1枚
約95年前に織られたイスファハン産のアンティーク絨毯
毛質といい色合いといいアンティークならではの風合い
実際に床に敷いて土足で生活するところで使われていたために
長年踏まれてパイルの部分が擦れて短くなっており
本来隠れているはずの縦糸が
ところどころ見え隠れするまでになっています
普通はペルシャ絨毯の場合
” 使い込めば使い込む程良くなっていく ” とよく言われますが
ここまで来るともうこれ以上は・・・・・・
という感じです
しかし使われていたために汚れているはずの表面の汚れは
しっかり洗い落とされされているために
モトの色がはっきり出ていて
いまいま出来たてのペルシャ絨毯とは比べられないほどの
落ち着きと他にはない希少さを感じさせてくれます
これからはハンギング加工をしてタペストリーにしたり額装したりして
観賞用として使われることでしょう
そしてこのペルシャ絨毯を持っているということだけで
その人を楽しませてくれること間違いなし
*
又、所によっては、まだまだパイルが残っているところもあり
その毛は手で触ると、なんとしっかり、そして真っ直ぐに立っていることでしょう
この時ばかりは、このペルシャ絨毯の力強さを感じて
ペルシャ絨毯が
数千年もの間受け継がれてきて
そして
世界中の絨毯の中で”最高峰”と呼ばれてきた所以ではないかと
しみじみ思える瞬間でした
最高!!
そのあとみんなで囲んで食べる昼食
ホームメードの煮込み料理
普段仕事場にはほとんど姿を見せない彼らの奥様たちが
ご自宅でたっぷり時間をかけて作った愛情たっぷりの逸品
今回イランに来て食べた料理の中で一番美味しくいただきました
花より団子?
ペルシャ絨毯も良かったけれど
心温まる手料理のもてなしの心遣いは
いずこも同じだなと思いました
ホッとするひと時でした^^
テヘランのホテルからは北の方にそびえる山脈が見えます
あの高い山の頂きがアルボルズ山脈中部にあたり標高は5610m
5月30日というのに大きな雲がかかるとそのあと山が真っ白になり
ここがいかに標高が高いかということが伺えます
ちなみにこのあたりはテヘランの中心部に位置し標高約1500m
あの山を超えるとその先はカスピ海
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